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INTRODUCTION
乳がん治療のウィッグ選び<前編>では、抗がん剤治療に向けて、私がどのようにウィッグを準備したのかをご紹介しました。
今回は、実際にウィッグを使い始めたタイミングや、脱毛が始まったときのこと、そして治療中にウィッグを使って感じたことについて書いていきたいと思います。
01|いつからウィッグを使ったか
私の抗がん剤治療は、3週間ごとに全8回行われました。初回の抗がん剤治療から2週間半ほど経ち、2回目の治療日が近づいてきた頃、少しずつ髪の毛が頭頂部から抜け始めました。
そこからは毎日、特にシャンプーやドライヤーのたびに大量の髪の毛が抜けるようになりました。洗えば洗うほど抜けていくため、次第に頭に触れることさえ怖くなるほどでした。
私の場合、もともと髪の量が多かったこともあり、はじめのうちはキャップを被れば外出できる程度でした。そのため、本格的にウィッグを使い始めたのは、初回投与から約1か月半が経った頃です。
02|実際のつけ心地
私が購入したのは、CITRINさんの「帽子フルウィッグ【ピタフル】※ミディアムタイプ」です。フリーサイズで、帽子のようにすっぽりとかぶるタイプなので、ウィッグを使うのが初めてでも装着が容易で、ズレてくることもなく安心して使うことができました。また、内側には2か所アジャスターが付いており、フィット感を調整できます。
最初は「これから毎日ウィッグをつける生活になるんだ」と少し身構えていましたが、実際に使ってみると、思っていたよりもずっと簡単でした。装着にも殆ど時間はかからず、外出前の準備で苦労することは一度もありませんでした。
気になる周囲の反応ですが、治療中も体調の良い日は近所を散歩したり、普段からよく通っていたカフェにコーヒーを買いに行ったりしていました。
そこで近所の方や店員さんと話をしていても、「ショートカットが板についてきましたね!」などと声をかけていただくことがありました。
私がウィッグをかぶっていることに気づく人はおらず、「思っていた以上に自然に見えているんだ」と分かったときは、心から安心しました。
MY TIP
髪の毛が少なくなると、頭皮に直接汗を感じやすくなり、ウィッグをかぶっているときの蒸れや不快感も気になりやすくなります。そのため、ウィッグをかぶるときには、インナーキャップを一緒に使うのがおすすめです。
私は、薄手で通気性の良い綿100%のガーゼインナーキャップを使っていました。汗や皮脂を吸い取ってくれるだけでなく、ウィッグのずれ防止にも役立ちます。また、ネットタイプのものに比べて締め付け感が少なく、長時間つけていても快適に過ごすことができました。
03|実際に大変だったこと
もちろん、ウィッグを使う負担が全くなかったわけではありません。
私の場合、抗がん剤治療中に頭皮冷却を行っていたこともあり、治療後1〜2日は頭に違和感が残っていて、その状態でウィッグをかぶることには少し抵抗がありました。
また、治療中は基本的に自宅で過ごすことが多かったため、近所への外出などで短時間ウィッグをつけることには比較的すぐに慣れましたが、3時間以上つけたまま外出することには、はじめのうちは少し不安を感じていました。
そして、やはり大変だったのが夏です。近年の東京の夏はかなり暑いため、外を歩いていると「早くウィッグを取りたい」と思うこともありました。
「ウィッグだから特別に暑い」というわけではなく、帽子をかぶっているときの感覚に比較的近いため、普段から帽子をかぶり慣れている方であれば、それほど気にならないかもしれません。一方で、どれだけ暑くても外では気軽に外すことができない。その点は、ウィッグならではの大変さだと感じました。
私が実際に使ってみて大切だと思ったのは、最初から長時間つけて出掛けようとしないことです。はじめは近所への短い外出から始めたり、自宅にいる時にも少し長めにつけてみたりして、少しずつ装着時間を延ばしていく。そうやってウィッグをつけている状態そのものに慣れていくことで、長時間の外出に対する不安も少しずつ減っていきました。
04|最後に
治療前は、ウィッグをつける生活がどんなものなのか想像がつかず、不安も大きいと思います。そのため、やはり、納得のいくウィッグを選ぶことが何よりも大切だと思います。
自分に合うものを選び、自分のペースで慣れていくことで、治療中、そして、髪の毛が生えてくるまでの生活の不安や負担を軽減できることを願っています。
REFERENCE|参考情報
乳がんに関する情報について、詳しく知りたい方は以下をご参照ください。
国立がん研究センター がん情報サービス
※この記事は、私自身の経験をもとに書いています。症状や治療内容、経過は一人ひとり異なります。内容は一つの体験談として参考にしていただき、医療に関することは主治医や医療機関などの専門家にご相談ください。

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